山王地区商店街利用者アンケート調査


 

◆調査の目的:

 まちづくり協議会では、「山王まちづくり憲章」を共通の基盤とし、住宅環境の保全とともに、大森駅周辺や池上通りの商店街をみんなに愛される商店街とするため、商業環境づくりを検討しています。商店街を利用される方の実態(目的・頻度・印象等)について、来街者を含め、広く意見を聴き、これからのまちづくり活動の参考にすることを目的とし、この調査を実施しました。

 

◆調査の方法:調査票

1.来街者ヒアリング調査

 ・調査方法:調査員による聞き取り調査(池上通り沿いの全10地点)

 ・調査日時:平成13年10月3日(水)および 平成13年10月8日(祝)

 ・回答数:合計 224名(内訳 10/3 109名、10/8 115名)  

2.居住者調査

 ・調査方法:調査員による調査票の配布・回収

 ・調査日時:平成13年9月19日〜平成13年10月17日

 ・回答数:山王口地区居住者 119名

3.通勤者調査

 ・調査方法:調査員による企業への調査依頼(配布・回収)

 ・調査日時:平成13年9月19日〜平成13年10月17日

 ・回答数 :合計 48名(内訳 芝信用金庫 18名 大森郵便局 30名)

総計 391名(回答者の内訳:性別年代

 

 

◆調査結果の要約:

 商店街の利用者、近隣居住者、通勤者計391名にアンケートをとったところ、『利用頻度』について尋ねた設問では、「54%の人が、毎日池上通りを利用している」ことがわかった。「週に2〜3回以上の人を含めると、実に8割弱の人が利用している」ことになる。

  『お住まいの地域』について尋ねた設問では、「半数強の人が山王に居住」していて、「中央・馬込・大森・大井等の周辺地域を加えると9割弱の人々」が、近隣に住んでいることがわかった。また、住まいが近隣ということもあり、主要な『交通手段』は、徒歩・自転車・バスとなっている。

  池上通りを『利用する目的』については、「買い物」が全体の4分の3を占める。

 池上通りの『印象』については、「歩道が狭い」と感じる人は、98%にもおよび、雑然としたイメージまち並みと感じる人も9割におよんだ。

 駐輪場・駐車場が不便と感じる人も多く、通りの活気や魅力ある店舗の有無については意見がわかれた。

 特に、『通りの活気』については、30代以下では「活気がある」と答える割合が多いのに対して、40代以上では、「活気がない」と答える割合が多く、年代別比較において、30代以下と40代以上で回答傾向に大きな違いが見られる。

 また、同設問の地域別比較で回答傾向を見てみると、山王の人は「活気がない」と答える人の割合が多い。山王周辺(中央・馬込・大森・大井)やその他の地域の人々は「活気があると答える人の割合が、活気がないと答える人の割合」を上回っている結果となっている。

  『魅力ある店が少ない』と『お気に入りの店がある』の項目については、男女別比較で、女性に「お気に入りの店がある」と答える人の割合が多く、地域別比較では、山王や山王周辺の人々に比べ、その他地域の人々に「お気に入りの店がある」との回答割合が高かった。

  『山王や池上通りを印象づけるお土産品』について尋ねた項目では、『あればいいと思う』、『思わない』が同じ割合を占める結果となった。具体的なお土産品については、貝塚や文士村にちなんだものをあげる回答が多かった。

  『池上通りについて思っていること、あればいいもの』では、「歩きやすい歩道」「ゆっくりできる喫茶店」「駐輪場・駐車場」など、『通りの印象』についての設問であげられた項目を裏打ちする回答に意見が集中した。

   

 

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